もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

黒田京子×喜多直毅@陀瑠州

松本・陀瑠州(ダルース)には初めて行きました。
良い雰囲気の場所で、熱いお客さん達と一緒にこのデュオが聞けて幸せです!


7月13日
黒田京子(ピアノ、こえ)
喜多直毅(ヴァイオリン、朗読)


01. 主よ、人の望みの喜びよ(J.S.Bach )
激しく始まり、静かに、また、賑やかに進行し、やっと現れたこの旋律に胸を突かれました。
…主よ!(祈りました。)
02. die rote Rosa 赤いローザ (ブレヒト、ワイル)
このヴァイオリンの音色が好きでしょうが無い…。
ローザとは、ナチス勢力によって虐殺された、ローザ・ルクセンブルクの事だそうです。
03. Dicitencello vuie 彼女に告げて
ナポリターナです、と仰ってました。
04. Tanti Anni Prima(A. Piazzolla)
昨夜からまた新しくなったヴァイオリニストさん。一晩でここまで深まるとは!
05. 旅籠屋(ブリジット・フォンテーヌ)
激しい演奏の果てに、小さい声こそ強いのだとハッキリわかりました。
休憩


06. ホルトノキ(黒田京子作曲)
ピアノソロ。
普段よりやや装飾が多めで豪華版でした。
07. 津軽のふるさと(米山正夫作詞作曲)
ヴァイオリンソロ。
東北弁での朗読が始まり、場の空気密度が上がった。
誰でもなく、喜多直毅の世界。
08. 鶴 (Y・フレンケル)
好きなので、終わったあと何回もこのメロディがあの音色で脳内再生です。
09. 残された空(喜多直毅作曲、新曲)
演奏するのは昨夜に続いて2回目だそうです。
歌詞はないのですが、物語を感じます。


アンコール
10. Moon River(Henry Mancini作曲)
「実は…」と仰るので、ドキッとしました。予定していたのに1曲飛ばしたそうです。
譜面無しで自由に始まりました。
口笛もスルタスト奏法もあり。
ピアニストが鍵盤以外のところを叩いたり。
私だけに何かが来るのを感じましたよ。
最後はかろやかに終わりました。なんて素敵で豊かなんだろう!
11. Frag Nicht Warum(Richard Dauber作曲)
久しぶり!
良いなあ。
何より音色が好きです。