もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

ワールド・ミュージックの館 第2回「女性たちのつくったうた」(峰万里恵×齋藤徹×喜多直毅×高場将美)@ポレポレ坐

前回(6月18日)よりさらに良かったです。全体がよりしっくり来て、万里恵さんの歌がより楽しめました!
直毅さんが参加しているライヴの中でも、相当独特な世界です。
イヤ、ほんと、楽しかった♪


9月10日
峰万里恵(うた)
齋藤徹(コントラバス)
喜多直毅(ヴァイオリン)
高場将美(ギター、話し)


01. Guillermina Aramburu - Maria Teresa Vera: Veinte anos 20年
ハバネラのリズム。
02. Chabuca Granda: El Puente de los Suspiros ため息の橋
ペルーのワルツ。徹さんがにこにこして弾いてらした。
03. Violeta Parra: La jardinera ラ・ハルディネーラ(庭つくりの女)
直毅さん、ずっとチャランゴ風にヴァイオリンを抱えて奏でる。楽しい曲。
04. Maysa Matarazzo: Ouça オウサ(聞いてください)
ブラジルの曲。サンバカンサン、と高場さんが仰っていたかな。ゆったりした歌です。
ヴァイオリンが主旋律をしっかり歌うところ、良かったなぁ。
05. Amalia Rodrigues - Carlos Gonçalves: Lagrima 涙
これは、ファド。
高音域のメロディあり、ザラザラした音色の部分もあり。喜多ヴァイオリンの全てが詰まってました。
06. Violeta Parra: Gracias a la vida 人生にありがとう
有名な、ヴィオレータ・パラの曲です。コントラバスも凄く良い。
07. Rosita Melo: Desde el alma 心の底から
この曲はインストで。タンゴワルツです。
高場さんのギターは、音数が少なく、それが効いていますね。


休憩
08. Helene Mershtein: La valse de Puri Dai  プリ・ダイ(おばあさん)のワルツ
マヌーシュの音楽。ヴァイオリン独奏、コントラバス独奏とつなぎ、歌に入ります。
歌と直毅さん、という組み合わせの場合、ヴァイオリンが主役ではないフラストレーションを感じる事がありますが、万里恵さんとやっていると、それが無いのです。一緒に一つの音楽を作っている気持ちが強い。
09. Amalia Mendoza: La viuda abandonada 見捨てられたやもめのコリード
歌詞は全て外国語ですので、聞いただけでは意味はわかりません。このライヴは日本語訳の解説プリントが配布され、曲ごとの解説もあります。この曲には何故か「日本人」が出てくる。楽しい曲でした。
10. Chavela Vargas: Maria Tepozteca マリーア・テポステーカ
「あの」チャヴェラ・ヴァルガスの曲です。彼女は70代でこの情熱的な歌詞を書いたそうです。凄いなぁ。
11. Chabuca Granda: Cardo o ceniza アザミの肌、灰の肌
今夜は使わないだろうと思っていた菜箸、この曲では使ってました。
12. Amalia Rodrigues - José Fontes Rocha: Lavava no rio, lavava わたしは川で洗っていました
ファドです。
13. Dolores Duran - Tom Jobim: Por causa de voce あなたのせいで
もう、うっとりしてしまう。
14. Delcio de Carvalho - Yvonne Lara: Sonho meu わたしの夢
ヴァイオリン、コントラバスのアドリブソロが楽しい。
アンコール;Amalia Rodrigues - Carlos Gonçalves: Lagrima 涙
もう一度、この曲を!


次回は12月24日、ポレポレ坐で、「フィエスタ」だそうです。
クリスマスイヴはこれですね♪


11月、12月に開催される、「京谷弘司クァルテート・タンゴ「ベースが齋藤徹」!」という公演のことを直毅さんが宣伝されてました。

12月19日は渋谷・JZ Bratです。
http://www.jzbrat.com/
すっごく楽しみ。