もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

喜多直毅×熊坂るつこ@サンジャック

前半の長い即興演奏の中で一番どきどきしたのはゆっくりヴァイオリンを口元に近付けてf字孔に息を吹き付けたところ。
二番はスルタスト奏法のふわふわした音色。


るつこさん、狂人ぽくて良いけど、やや過剰な面も。
(即興演奏が終わらない)



8月5日
喜多直毅(ヴァイオリン、声)
熊坂るつこ(アコーディオン)
※このデュオで10月19日の「奥の細道 vol.3」(秋葉原CLUB GOODMAN)に出演するそうです。


01.  即興1
『至近距離の喜多直毅vln!1m先にあんな「熱源」があるとじかに温度と湿度を感じてしまう。熊坂るつこacc、喜多さんの箸拾って鍵盤押してました。』とツイートしました。
少々演奏者の迷いのような物を感じた局面もありましたが、全部終わって喜多さん相当良い感触だったみたいです。るつこさんも、きっと。
長かったです。50分くらい。これで一度終わるかな?と思った部分が2回はありました。でも、るつこさんが終わらない。次の別の音に行ってしまう感じ。それはそれでつながっていて悪くはないと思いますが。
いろいろな事やってましたね。
弓で弦を弾くだけでなく、弓で楽器の側面を擦ったり、叩いたり、もちろん箸で弦のいろいろな部分を擦ったり、椅子を座ったまま傾けて軋ませて音を出したり、膝立ちになってその場で足踏みしたり、叫んだり、「だまされてころされてすてられて」と繰り返し言ったり、もっと早口でたぶん意味の無い音を言ったり。譜面台を蹴ったり。(壊れてはいない)。人の(お店の)譜面台は蹴ってはいけないと思う。
口笛も吹いた。ヴァイオリンのf字孔も吹いた。(息の音がする)
指板の上を弓で擦る、スルタストSul Tasto奏法は本当に良い音がします。声でたとえるなら、「はひふへほ」かな。
るつこさん、表情も含めて激しい演奏する方です。女性でこういう奏者はあまりいないんじゃないかな?直毅さんの落とした箸を拾って、アコーディオンの鍵盤押してました。(見た目は刺している感じ)


休憩
02.  ?(熊坂義人作曲)
7拍子。
03.  即興2
直毅さん、壁に頭を打ち付けて打楽器のようにしていた。痛くないのかなぁ。
これはそんなに長くなかったです。
外国語を何か言っていましたね。
04.  Utviklingssang (カーラ・ブレイ作曲)
アンコール;悲しみ (熊坂るつこ作曲)