もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

喜多直毅グループ@ドルフィー

いきなり(私の大好きな)「泥の川」。あの六つの音の繰り返しはギターで。
よく叫ぶ喜多直毅。両目は…暗い穴。
弓を投げ捨て、二本の棒で弦を叩き、その棒も又投げ捨てる。


爆発爆発で進む。爆発には心が躍る。
でも、本編ラストにピアソラの「Vuelvo al sur」で奏でた静かな旋律が一番好きです。


ありがとうございました。


6月15日
喜多直毅(ヴァイオリン、声)
高木潤一(ギター)
海沼正利(打楽器)
瀬尾高志(コントラバス)



向かって左から高木、喜多、やや後ろに瀬尾、右端が海沼という配置でした。


01.  泥の川 (喜多直毅作曲)
いきなりこの曲だった。暗くてたっぷりした私の大好きな曲です。
「喜多直毅トリオ」(喜多、高木、海沼)は何度も聞いたことがありますが、そこに瀬尾さんが入って図太くなった感じです。すごく良い組み合わせ。月曜のエアジンとはまったく異なる世界ではある。
演奏とともに、叫ぶ。強烈。
02.  Item 6,D.I.T (Steve Swallow作曲)
途中で、両手に持って弦を叩いていた棒を投げ捨ててました。
03.  板橋区 (喜多直毅作曲)
一番最初にヴァイオリンの静かな歌があったかな。
ヴァイオリン、ギター、コントラバス、パーカッションの順にソロ回し有り。嬉しい。
04.  Negrita (フォルクローレの曲)
この曲も大好き。
休憩


05.  Chorinho pra ele  (Hermeto Pascoal作曲)
初めっからヴァイオリンが変奏状態です。楽しくてしょうがない。
勿論後半の「2倍速」部分もしっかりありました。
06.  Women's Dance  (Milcho Leviev作曲)
07.  Milonga Picaresuque  (Astor Piazzolla作曲)
08.  Vuelvo al sur  (Astor Piazzolla作曲)
炎上し暴れまわるのも好きですが、静かに歌い、ふと、沈黙し、またごく小さく歌うヴァイオリンが一番ちからがあると思う。
ここでは「おーい、おーい」と何かを呼ぶように叫んでました。
アンコール;カンション・パラ・ミ・ギターラ・ソラ (Juanjo Dominguez)
高木さんのギターも猛烈にカッコイイ!


早くも次回の予定が瀬尾さんのホームページに載っていますね。
8月22日(月)音や金時。
http://plaza.rakuten.co.jp/anabiosisofjazz/2100