もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

ウタウタ@音や金時

墨をたっぷり含ませた筆で書いたような豊かなヴァイオリンの音に包まれて来ました。
それは闇の力と日の光の強さの両方を持っているのです。
今夜もありがとうございました!


5月27日
ウタウタ
松本泰子(うた)
喜多直毅(ヴァイオリン)
長谷川友二(ギター、うた)
和田啓(打楽器)


01. メランコリー・イン・カイロ (和田啓作曲)
ステージ向かって後方左から、喜多、長谷川、和田。和田さんはダルブッカ、カホン、フレームドラムなどの打楽器を組んだセット。前方に松本。前回(3月15日)はナマ音でしたが、うたが特に大変だったようでまたマイク使っての演奏に戻したとのことでした。
瑞々しい音。
02. 砂時計 (和田啓作詞作曲)
ヴァイオリンのピチカートが光ってました。
03. せせらぎ (和田啓作詞作曲)
長谷川さんも泰子さんとハーモニーで歌います。
ヴァイオリンもたっぷり歌います。
04. 旅する者が出会うのは (喜多直毅作詞作曲)
「灯ともし頃の路地裏は」で始まる歌詞も良いなぁ。
05. 春が来ると (喜多直毅作詞作曲)
まずヴァイオリンが少し独奏して、次にうたとヴァイオリンでじっくりと2本のリボンが交わったり離れたり。そしてバンド全体で、と続いて行きます。
最後はうたで終わって、後奏なし。余韻が広がります。
06. 小さな空 (武満徹作詞作曲)
大好きな曲。実は昼間も歌ってました。仕事で。


休憩
(直毅さんに、ライヴ日程について少し伺いました。7月はヨーロッパに行っていて、日本でのライヴはあまりないそうです。向こうでは、ピアニストの千野秀一さん、チェリストのTristan Honsingerさんと共演するというお話でした。)
07. ワインディング・ストリーム (和田啓作曲)
強いヴァイオリンソロ。
最近、弓ではなく棒(魂柱)で弦を擦ったり叩いたりすることがありますが、弓に持ち替える時に棒を床に投げるのです。その投げ方(落とし方)で今日の運勢が占えますね(笑)
08. 歌うたいの落ち葉 (松本泰子作詞作曲)
09. 兵隊たちの軍歌 (宮沢賢治の詩、和田啓作曲)
10. 影法師 (喜多直毅作詞作曲)
これぞ闇の力。闇があって、光がより輝くと思うのです。
11. この空の下 (喜多直毅作詞作曲)
アンコール;タイトル未定 (通称「和田 1」)(和田啓作曲)