もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

石割桜presents奥の細道vol.2@秋葉原グッドマン

にんげん誰でもいろいろな側面を持っているものですが、今夜の喜多直毅さんは人が悪くて、弾いて叫んで「変な顔」してました。
何度か床に正座して弾いたりも。
でも飛び抜けてカッコイイ。


4バンドのなかでは、「喜多直毅&金澤美也子」が一番好き。
後で地獄絵図の掛け軸の話題が出てましたが、このデュオ狂っていて素敵。
即興一つ、「アイテム6,D.I.T」「トルコの…」(金澤美也子作曲)。
安い方のヴァイオリンでボリューム大き目。


石割桜も面白かった。
(客席から「岩手県に関するお題」をもらい、即興演奏します。)(ホヤ、冷麺、めんこいTV、ずんだ餅猊鼻渓、北山崎、宮澤賢治、?)


吉田達也さんの手元を見ているのはとにかくおもしろいし、気持ちが良いです。


3月2日
・奥州波動0302
ナスノミツル(エレクトリックベース)、吉田達也(ドラムス)、堀越功(キーボード)
・喜多直毅(ヴァイオリン)+金澤美也子(エレクトリックピアノ)
・te_ri
村上巨樹(エレクトリックギター)、片山貴志(ドラムス)
石割桜
吉田達也(ドラムス)、ナスノミツル(エレクトリックベース)、喜多直毅(ヴァイオリン)、村上巨樹(エレクトリックギター)



■奥州波動0302
吉田さん、時々スティックを飛ばして落としてしまうのですが、すぐに別のも持って叩くので支障がない。見事。
ナスノさんのベースが物理的に胸に響いてきて、いやこれ最後まで聞いていられるかな?と思いましたが、大丈夫でした。
■喜多直毅+金澤美也子
01.  即興
確か13分くらい。
楽器でした。サルガヴォに吉田達也さんがゲストで入った時もこれでした。音響の関係でこちらがいいのでしょうか。
左手に喜多さん、右手に金澤さん。
弾きながらかなり体動いてました。激しい。変、とも言える。日曜のエアジンも床に正座して弾いてました。ここでは正座からヴァイオリンの糸巻き部分のてっぺんを床に付け(顎で挟んでいない)、頭も床に付け、弓は離してピチカートで音を鳴らしたり。
また、最初は小さめの音量、やがて最大限に大きく叫んでみたり。
心の中の物、出したいのか。
ちょっと正視できない瞬間もありました。
金澤さんはそんな喜多さんにもちろん怯むことなく、エレクトリック・ピアノを弾いたり、声を出したりでした。
02.  Item 6, D. I .T (Steve Swallow作曲)
曲なんですが、ほとんど曲でなくて即興の部分が多い。バッハ無伴奏もチラッとやったかな。
03.  トルコの…(金澤美也子作曲)
タクスィームのようなヴァイオリンもあり、モーツァルトトルコ行進曲をやったり。
照明もしっかり変化が付いていて、やっぱりカッコイイ。
■te_ri
てーり、と読みます。
ギターとドラムのデュオなんですが、すみません、私はこういうのは好きじゃないです。でも、もちろん人それぞれですから。
石割桜
ナスノさんは喜多さんの高校の先輩だそうです。
「お題」から連想するものっていろいろなので難しいと思いますが、そうそうバラバラにもならず、ドラムも入ってカチッと終着するのはさすがでした。
「めんこいテレビ」で「めん こい」とヴァイオリンが歌ってました。
ずんだ餅」の冒頭でドラムが餅つきの音になっていて楽しかった。
猊鼻渓」の時、喜多さん舟唄風の旋律弾いてました。