もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

一噌幸弘「笛独奏」@梅若能楽学院会館

第18回招魂(おがたま)という能会の一演目です。


通常、能楽囃子で能管のソロ演奏は「一管」(イッカン)と呼ばれるのですが、今回は「笛独奏」という表記になっていたのは彼が縦・横7、8本の笛を使用すると主催者に表明していたから?
腰に横笛4本差し、あとは抱えて切戸口から登場し能舞台の定位置に正座。時計がわりに携帯電話を立てて演奏が始まりました。


ここまで自由自在に遊ばれるとノックアウトだなぁ♪
勝手に予想していた即興演奏ではなく、5曲ありました。
ごく短いMCもあり。ただし駄洒落抜き(笑)


最初、「え、なに?」という空気もあった客席でしたが、ショパンのあたりからぐんぐん引き込まれて、拍手喝采でした。


11月13日
一噌幸弘(能管、しの笛、リコーダー、ゲムス・ホルンほか)

01. ふきあげ、ふきかえし(一噌幸弘作曲)
02. Isso's ジーグ(一噌幸弘作曲)
03. ショパン作曲:ノクターン第2番
04. つの笛即興曲(一噌幸弘作曲)
05. ?