もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

「裏ねじ」@スタジオ トルニージョ 

5月28日
「裏ねじ」
森田志保(フラメンコ舞踊家)
ジャン・サスポータス(ダンサー)
齋藤徹(コントラバス奏者)
喜多直毅(ヴァイオリン奏者)

小野塚 桂(衣装アーティスト)


3月の「ねじ 9」に対しての『裏』だから、「裏ねじ」というタイトルなのだと思います。
配布されたプログラムに穴があって、本物の小さなプラスのねじが紐でつけられていました。
志保さんのスタジオでの30席くらいのとても贅沢なパフォーマンスでした。
空間を横長に使い、客席は確か3列!(4列かも)右側は全面鏡になっていました。
手の届く目の前で、ジャンさんと直毅さんが絡みます。
今夜も、仰向けに寝た姿勢でジャンさんに両足持たれて引き摺られながら、世にも美しい音色のヴァイオリンを奏でる直毅さん。
楽器は、コントラバス、ヴァイオリンの他に、平らに置いたゴングを徹さん、直毅さんが打ち鳴らし、指にはめる鈴を徹さんから渡されて、志保さんが鳴らしていました。
“La Folia”を主軸に、途中で「エル・チョクロ」が丸ごと入り、ゴングを鳴らした時は韓国の3拍子のリズムを感じました。
アンコール的に、「Amapola アマポーラ」が演奏され、後方全面に吊るされていた一枚の布の「袖」に手を通し、ドレスを纏ったのは、今夜は志保さんでした。
(この布は「ねじ 9」で使用したものだと思います。)
ジャンさんのエスコートが素敵でした。
当然、ソルドアウト。
豊かな時間をいただきました。
嫌なことも、辛いことも、ちょっと気を取り直して、やってみようかな。