もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

「挟み撃ち!」(齋藤徹、喜多直毅、Roger Turner)@公園通りクラシックス

2月15日
齋藤徹(コントラバス)
喜多直毅(ヴァイオリン)
Roger Turner (ドラムス、打楽器)


こんなに良いと予想しなかった私はバカでした。
私の知らない世界って、まだまだあるのだろうなぁ…と思いました。


齋藤徹さんと喜多直毅さんで、もう一人のミュージシャンを「挟み撃ち!」するというライヴの2回目でした。
ロジャー・ターナーさんは、2011年のロンドンでのギグ(千野秀一、Roger Turner、喜多直毅、Hannah Marshall)の動画がYouTubeにありますね。
https://www.youtube.com/watch?v=rhHqIg3mEmk
ああ、カッコイイなぁと思って、時々見ていました。
お幾つなんだろう?徹さんより、かなり年上にお見受けしました。


「挟み撃ち」ですが、真ん中に立っているのは直毅さん。
あれ?挟まれてる。
左に徹さん、右にロジャーさん。
ロジャーさんの回りにはシンプルなドラムセットと、小さいシンバル、板状のもの、弓、沢山の棒状のもの等々が置いてありました。
30分くらいの即興演奏を休憩を挟んで2回やります、ということでしたが、30分よりは長かったのでは?


1stセット
とにかくね、難聴歴のある私が最前列で聴いても全く苦にならない音量なんです。出る時は、ガン、と出るけれど、音量の細かい調整が凄い。素晴らしい!
ヴァイオリンは、迷いがない。怯むことがないし、焦ることもない。自分の道を行っている。
何となく、「うた」になりかけたところもありましたが、「うた」にはなりませんでした。
後半、徹さんはコントラバスを床に寝かせて、両手に弓の奏法です。
別の場面では、徹さんがジャズプレイヤーみたいに弾いているところもありました。
わぁ、良いなぁ、来て良かったなぁと思ううちに休憩になりました。


2ndセット
前半に、喜多直毅とロジャー・ターナーの対決みたいなところがあって、とてもおもしろかった。
徹さんは、そっと見守っている感じでした。
やがて3人になり、徹さんの祈りの音階(うた?)が現れたり。
ロジャーさん、ブラシも使ってました。
一つ一つの音が的確で、それを聴いて感じとるお二人も対応して、即興演奏はホントにおもしろいと思いました。


客席も盛況で、良い気持ちでした。