もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

オペリータ「うたをさがして」@すみだトリフォニー小ホール

寒い夜でしたが、とても素晴らしい公演でした。
泰子さんの声の伸びやかさが、すごい!


徹さんの音楽に傾倒するようになって日が浅い私にとって、このオペリータの源は、“うたをさがしてトリオ”(齋藤徹、喜多直毅、さとうじゅんこ)であり、CD“むがさり唄”です。
http://travessiart.com/shop/
(上から4番目のアルバム)
このCDは元々、東北のとある土地で挙げられた結婚式の為の引出物なのだそうで、今夜はその縁の方々にもお会い出来て、とても嬉しかったです!


1月9日
物語・歌のことば:乾 千恵
作曲:齋藤徹
出演:
松本泰子(うた、ことば)
(さとうじゅんこさんは、急病のため引き続き休演)
喜多直毅(ヴァイオリン)
齋藤徹(コントラバス)
オリヴィエ・マヌーリ(バンドネオン、アコルディーナ)
ジャン・サスポータス(ダンス、ことば)


ジャンさんを見たいので、やっぱり最前列に座りました。
バンドネオンが良い音色。マヌーリさん、すてき!
♪ほしが またたく、と歌い出す泰子さん。
一昨日も良かったけれど、伸びやかさが数段UPしている事に感嘆しました。
これぞプロフェッショナルとも言えるし、オペリータ「うたをさがして」の趣旨に共感なさったのだろうなぁとも思いました。


中盤の「調べ」を一番最初に奏でるのは、直毅さんです。
激しい部分も好きですが、こういう音が一番好きです。
石が割れたお祝いのダンスシーンで、ジャンさんが何かヴォイスのような、異国語のような声を発しながら体を動かすのです。
ほとんど囁くくらいの音量なので、もしかしたら後方の席では聞こえなかったかもしれません。
徹さんも少し声を。
ここで、嬉しくて、涙腺決壊しました。でも、こぼれたのは2,3滴です。


本編ラスト的に「夕暮れの数え歌」、そして、拍手に応えて再登場し、「舟唄」でした。
最後の最後は、直毅さんが口笛も吹き、終了。
私は、終わってすぐには音が出るように手を叩く力が出ないほどでしたが、2,3分で回復し?思い切り拍手しました。


これ、すごいです。
西日本公演行ける方、是非!
http://travessiart.com/uta-o-saga-site/
12日15時、京都・大江能楽堂
13日14時、神戸・アートビレッジセンター
15日19時、岡山・西川アイプラザ
16日19時、広島・ゲバントホール
17日19時、岩国・シンフォニア岩国