もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

(後半のみ)喜多直毅×黒田京子@渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホール

「美しい音楽を届ける会 第4回チャリティコンサート」でした。
美しくて「普通じゃない」ヴァイオリンとピアノを、こういう場で聞くことが出来て嬉しいな♪


11月10日
喜多直毅(ヴァイオリン)
黒田京子(ピアノ)


19時の開演時間には全く間に合わないことはわかっていたので、後半が全部聞けただけで幸福でした。
着いたら聞いたことのある映画音楽の曲がちょうど終わりました。あとから「シェルブールの雨傘」だとわかりました。
休憩時間に辻さんがピアノの調整をされてました。


2ndセット
01.  EL CHOCLO(A. VILLOLDO)
これのみヴァイオリンソロ。
客席が予想したよりグッと暗くなり、ステージにライトが当たる。
ダン!と足を踏み鳴らして始まりました。何となくタンゴ曲はやらない気がしていたので、これは嬉しかった♪
容赦なく楽しくて激しいヴァイオリンでした。
黒田さんも入ってしばらく即興演奏。
〜02. LIBERTANGO(A. PIAZZOLLA)
おお、リベルタンゴ
ところで、ナマ音でした。ヴァイオリンの音色がいつもとは違う感じに聞こえていたのですが、段々耳が慣れて来ました。
03. 主よ、人の望みの喜びよ (バッハ作曲)
少しやっては止まり、また始めたり、ジプシーヴァイオリンのようだったり。
中間部では次々と別の曲の断片が差し挟まれます。
ピアノで「板橋区」の前奏部分。、ヴァイオリンはヴィヴァルディ「四季」のどこか、バッハの無伴奏ヴァイオリンパルティータ3番「ロンド風ガヴォット」。(この旋律聞くたびに、初音ミクの替え歌を思い出してしまいます。)
「お?」と思って心の中で旋律の続きを再生してみたら、やっぱり「童話で書かれた生態系」(林正樹作曲)。サルガヴォのレパートリーがこういう局面で出るのは珍しい。
怒涛のような本編も素晴らしかった。
04. ふるさと (喜多直毅作曲)
岩手県出身の直毅さんが震災のことに触れたMCがあってこの曲でした。
前奏があって主旋律に入った時の感じが何とも良い。
05. 津軽のふるさと (米山正夫作曲)
美空ひばりが歌った曲です。ひたすら美しい!
06. Alfonsina y el Mar アルフォンシーナと海 (Ariel Ramirez作曲)
アンコール;闇夜を抱く君へ (黒田京子作曲)
映画の最後のエンドロールのようだった。


ホールでこのデュオのコンサート、毎月あっても良いと思います。