もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

常味裕司×吉見征樹@音ノ杜

常味裕司さんのライヴにも全部行きたいのです、本当は!
でも体は一つなのでそういうわけにも行かず、今夜はチャンスが巡って来たので大好きなデュオを聞きに行って来ました。


楽しかった!
アンコールを含む10曲全部好きです♪王道の選曲でした。
そして、満員の客席はやっぱり嬉しいな!


5月8日
常味裕司(ウード)
吉見征樹(タブラ)



善行駅は「ぜんぎょう」と読むのでした。小田急電鉄江ノ島線に乗ったのは初めてです。
駅からお店に向かう途中、吉見さんと遭遇しました♪
店内は老若男女でギュウギュウに満席でした。このデュオが音ノ杜でライヴをやるのは2回目とのこと。


01.  Longa hijaz kar kurd ロンガ・ヒジャーズ・カルクルド (トルコ古典)
ウードタクスィームから始まり、結構高速の部分もありました。
02.  Samaai Shadaraban セマーイ・シャダアラバン (トルコ古典?)
10拍子の曲で、中間に速い3拍子が入ります。
常味さんとレクの和田啓さんのデュオで録音されたアルバム「マー・カブル・ワ・バアド」の1曲目に収録されています。
03.  longha ajam ロンガ・アジャム (Abdul fatah sabri作曲)
これはホント楽しい曲で、吉見さんのタブラがすごく合っています。
04.  チェチェン・クズ (トルコの曲)
3月に高崎で常味さんのソロをやった時は「チェチェン・ダンス」とおっしゃっていた曲です。
「ザール」というエジプトの悪魔払いの儀式のリズムなのだそうです。(「どん・った・どん・た」というゆっくり目の4拍子)
05.  Longha Shahnaz ロンガ・シャーナーズ ( Santuri Ethem Efendi作曲)
ウードが土台を弾く上にタブラのソロが入ります。
ちょっと後ろの席だったので吉見さんの手元は全く見えず、それは残念でした。でも、常味さんの右手とウードのそこの部分は良く見えたんです。
休憩


06.  Jikrayati ジクラヤティ 我が思い出 (Mohamed Kasabugi作曲)
しっとりと心にしみいる旋律です。
07.  Layali El Jazaier アルジェリアの夜 (Mohamed Abdelwahab作曲)
「能管は打楽器、タブラは旋律楽器」という話を時々耳にしますが、ここではタブラが音程しっかり持ってウードと掛け合いで歌っていました。楽しい!
08.  Kulli Da Kan leh 私の人生に起こった全てのこと (Mohamed Abdelwahab作曲)
09.  Parfum de Gitane ジプシーの香り (Anouar Brahem作曲)
フラメンコ・ギターぽいウードソロから始まりました。
今夜はキメが全部キマッていてカッコ良かった!
吉見さんのボウルもバッチリ聞くことが出来ました。
アンコール;Raqsa Aziza ラクサ・アズィーザ (Muhammad Abdelwahab作曲)
「ロックぽい曲をやろうかと思ったんですが、それは次回ということで」というお話でした。ラクサ・アズィーザは「ヤ・ワラ」と掛け声の入るあの名曲です♪
ほんの少しだけ「SMOKE ON THE WATER」も入ってました。


終演後、常味さんに5月17日の「常味裕司・鬼怒無月・太田恵資」@音や金時のことをお聞きすると、「いつもとそんなに変わった事はしません」というお話でした。吉見さんは「鬼怒が(アラブ曲の?)ギター弾くからおもしろいで!」とおっしゃってました。