もとこの音楽感想日記

生で聴いた音楽の感想など

喜多直毅×高木潤一×海沼正利@サンジャック

今年になって喜多さんの演奏を聞くのが何回目か数えていませんが、ヴァイオリンの音がこんなに真正面から押し寄せたのは今夜が初めてのような気がします。ヴァイオリンが中心なんです。喜多直毅を味わうのに、この方面の一番「美味しい」組み合せですね。
もちろん、トリオとしてもとても良かったです!


バッハのシャコンヌを含む無伴奏曲のライヴを明後日に控えて、ライヴ開演前に入った喫茶店でそのシャコンヌ(ギター版とおっしゃっていたかな)がBGMで流れてきたそうです。縁ですね。
音響がうまく行かず交換のための休憩時間に音のテストも兼ねてバッハを弾いていて、嬉しかったです♪


2月9日
喜多直毅(ヴァイオリン)
高木潤一(ギター)
海沼正利(パーカッション)


01. 兄と妹 (喜多直毅作曲)
いきなり1曲目から「これ」ですか!?
圧倒的なヴァイオリン!
02. メランコイン (高木潤一作曲)
アタマのアラビックな旋律の部分が嬉しい!
消え入るように終わりました。
小休憩
(何かかが切れてうまく音が出なくなったので、線を交換されてました)


03. ALVORADA  
バッハとは別方面での全面展開!
ラテン世界。
海沼さん、マイクは通さずにポルトガル語で歌っておられました。
04. Quiero ser tu sombra 君の影になりたい(ベネズエラの曲)
これもヴァイオリンが歌う曲ですね。なんとも良い!
05. 即興 〜黒いカマキリ 〜Una Santateresa Negra〜(喜多直毅作曲)
即興はヴァイオリンソロで始め、いろいろなモノを吐き出す感じでしょうか。やがて、ギターとパーカッションも付けて行きます。
サルガヴォとも、喜多・黒田デュオとも違う「黒いカマキリ」です。一番喜多直毅の色が強い気がします。
海沼さんが雅楽の太鼓のように打つところがあり、面白かった!
休憩


06. ラ・プエルタ(ラテンの曲)
07. 板橋区 (喜多直毅作曲)
弓の毛が切れます。板橋区は激しい。
中間部で、高木・海沼でフラメンコの何かの形をやっていたような。
08. ホライズン (高木潤一作曲)
アンコール;Vuelvo al sur (A.Piazzolla作曲)
その場で曲の構成について喜多さんからお二人に伝達(笑)
ヴァイオリンソロの勢いと重みが私に来ました。


もっとたっぷり書きたいところですが、(それだけのモノを受け取ったのですが)、本日は私が電池切れです。
おやすみなさい。