喜多直毅クアルテット@広島市西区民文化センター・スタジオ
西日本ツアー2日目です。ダンスなし、クアルテットの演奏のみ。毎回配布されるプログラムには、曲順の数字とタイトルが記載されています。でも、曲と曲の区切りは譜面を下に置く(落とす)タイミングを手がかりに想像しています。クアルテットの演奏は構造があって単純ではないのです。昨夜と同じなのは『轍』だけでした。演奏とタイトルの言葉で聴衆を惹きつけるってすごいな。『燃える村』は、荒野をひとりで歩いている男の姿が、『厳父』は雲の隙間から光がふりそそいで来る様子が、見えたように思いました。全曲終わって、少しリーダーが話して場の空気がやわらかくなりました。そして、アンコールに『残された空』。コントラバスが歌うところでは毎回心が震えます。
明日からの松山(12日)、尾道(14日)、福岡(15日)公演に私は行けないのですが、台風も心配ですが、何か気になった方は是非とも聴いて欲しいです。
10月11日
喜多直毅クアルテット
喜多直毅 (作曲、ヴァイオリン)
三枝伸太郎 (ピアノ)
田辺和弘 (コントラバス)
(作曲は全て喜多直毅)
01. 鉄条網のテーマ
02. 疾走歌
03. 燃える村
04. 影絵遊び
05. 轍
06. 厳父
アンコール:残された空